どれだけ涙を流して明け暮れても、
呪い殺すほど怨んでも、
私には出来ないことがある
それを続けられないことだ
死ぬまで呪い殺してやると心に誓っても
日が経ち、思い出すのは、
どれだけ愛していたか、どれだけ愛されていたか、ということで
涙の海に溺れてしまう頃に消えてしまえればどれだけ楽だろうかと思う
海の底
時間は薬だと言うけど、
時間という感覚を超えた次元にワープするとき
すべては今此処にあり、決して消えてはなくならない
ただ思い出すかどうかだけだ
ただ忘れていたかどうかだけだ
心の痛みは思い出す度に疼き、
忘れていた愛のぬくもりは、時折現れては私の首を絞める
私は生まれたときからずっと、孤独という海の底に沈んでいる