型を身につけなければ、型破りも出来ない
型がなければ、ただの型無し
十七代目中村勘三郎が十八代目に言った言葉である
伝統芸能を身につけ一人前になる上での言葉だが、
他の事でも同様に言えることもある
親の躾とは、子供を一人前にするための型にはめること
さて我が子は、型破りなのか、型無しなのか
永平寺での厳しい修行でも
僧侶達は同じように型にはめられる
それは、人を造ってゆくための型
自身のはめがたい部分も型にはめてしまう事によって
身につく、生きる覚悟と忍耐力
どうやったって、
善を生むには、それに賭けるための覚悟が必要だから