私の誕生日に彼は逝ってしまった
私が逢いに行くのを待たずに逝ってしまった
早く逢いに来いと言われたのに行けなかった
天国へ行く前に、ひとめ逢いたかった
彼の呼吸をもう一度感じたかった
私のためにもう一度歌ってほしかった
彼のすべてをもう一度私の全身で受け止めたかった
悔しくて涙が止まらない
体の水分がすべて蒸発してしまうくらい号泣して動けない
目を閉じると、最後に別れた時の彼の笑顔が焼き付いて離れない
繊細で敏感で努力家でストイックで可愛くて愛情深く、
そして常に孤高の人であった
彼は宇宙だった
宇宙は果てしなく深く謎めいて、
そして絶対的な存在で私を見守っている
彼は私の中で今もずっと生きている