黒いものを認めなければ
この世のすべてを理解することは出来ない
死があるから、生がある
男がいるから、女がいる
無知であるから知ることができる
自分自身の
醜いところ、汚いところ、無知なところ、
そんな黒い部分を認めることは
辛く受け入れがたい
言葉を使って嘘をつくか、見ないようにするか、
誤魔化せば誤魔化すほど
露呈してしまう
白髪
今年になってから、
髪を染める、というか、白髪を染めることを止めた
必死になって白髪を隠そうとしている自分が嫌になった
年下の彼は、少し不満そうだけど納得してくれた
年上の彼は、白髪の格好良さを教えてくれた
ありのままの自分を受け入れることは、
何より、辛く苦しいことだけど
すべてを知るために
眼をそらさずにいよう