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芸術
2007年11月27日



芸術には人の考えを洗練させる力がある。
より澄んだ透明度の高いものへと研ぎ澄ましてくれる。
自分の感受性を耕して、収穫した大きな感動はより深く魂の奥へと導いてくれる。
芸術が、人が人として生きるようになったときから存在する理由はそういうことなのか。



芸術
それによって得られる目に見えない感覚、心で感じる感覚、
それを感じることのできるひとと、感じることのできないひとでは
はっきりと魂の昇華に影響してくる。
だからこそ絵画を音楽を詩を、心に触れさせなければならない。
そこに込められている想い。
それに日々ふれあっていることで少しずつ開花される。
そして、なにか大きな光が射し、そんな簡単なことだったのかと
ある日突然気付くことになる。
その時、
光が見えてたまらない魂の高揚感で胸がいっぱいになり涙が止まらない。
そんな感動があれば、他には何も必要なく自分の心だけがあれば何もいらないと。
そう感じて愛と幸福感で心と身体が満たされる。


心の薬
フラメンコは心のお薬だと俵さんが言った。
人は生きていくなかで心が傷だらけ、穴だらけになる。
それにはフラメンコが最適。
フラメンコによって自分を知り自分と向き合う、
そしてその力が自分の心の傷を癒すのだ。
だから皆フラメンコには愛があると感じているのだ。


コンパス
フラメンコのリズムのこと。
決してメトロノームで測ったリズムではなく、身体の中から出てくるもの。
しかし迷いのないしっかりとした完全なるリズム。
そのリズムが持てることは自分が迷いのない人間であることが必要なのだろうか。


カンテ
フラメンコはカンテ(唄)である。
カンテを聞き、自分の心を感じる。
何度となく涙した。
決して聞きやすいメロディアスなものではなく、心の内を語るように唄う。
そう、心の語りなのだ。



お庭の虎
フラメンコを趣味に、ましては職業にするのは、まるで庭で虎を飼うようなものらしい。
きっとそうとうな覚悟がないと入り込めないのだろう。
人生とは何か、自分とは何か、愛とは何か。
果てしないその追究に耐えられるだけの精神力や在り方そのものが問われて自滅しそうになる。
キリストや仏陀がそうであったように宇宙の果てまでたった一人で行く覚悟があるかどうかいつも試されている感じがする。

Posted at 19:48 │あおい